大魔法使いライラックが人間と魔族の「友情」と「平和」のため設立した
共同魔法学校「ライラックアカデミー」。
そんな「ライラックアカデミー」から、東の村で病気の母親と二人で暮らすエミルの元に入学許可証が届く。
魔法使いに酷い目に遭わされたことがあるエミルは魔法使いのことが嫌いだったが
アカデミーを卒業すれば国から報奨金がもらえると知り
病気の母親のため入学を決意する。
村を出てアカデミーへ向かうエミルが道に迷っていると
同い年ぐらいのアンリと出会う。
すっかり意気投合する二人だったが、アンリはエミルの大嫌いな魔法使いだった。
エミルがその場を去ろうとするのに対し、
アンリはアカデミーまで送ると言って強引に魔法をかける。
しかし、アンリがかけた魔法は失敗し、
エミルはあらぬところへ飛ばされてしまう。
こうして、エミルの波乱の学園生活が幕を開ける。